大腸がんと大腸ポリープ
大腸がんと大腸ポリープはどちらも大腸の病気であり、両者は密接に関係しています。
大腸ポリープは、腸の壁の一部がいぼのように盛り上がり、大腸の内側に突き出ている状態をいいます。大腸ポリープは、放置すると大腸がんに進行するリスクがあると言われており、早期に発見および切除することが大腸がんを予防するために重要となります。
大腸がんは、大腸にできる悪性の腫瘍のことをいいます。早期に発見および治療することができれば完治できる病気と言われています。そのため、大腸ポリープの段階での切除や大腸がんの早期発見が重要となります。
大腸ポリープとは
大腸ポリープは、腸の内側にできる隆起した腫瘍で、多くは良性ですが、種類によっては大腸がんに進行するリスクがあります。大腸ポリープは腺腫性、過形成、炎症性などに分類され、特に腺腫性ポリープはがん化しやすいとされています。ポリープは年齢とともに発生率が増加し、生活習慣や遺伝的要因も関与しています。大腸ポリープは、無症状の場合が多いですが、放置せずに定期的な大腸内視鏡検査での早期発見が重要となります。
大腸がんとは
大腸がんは、結腸や直腸の内側から発生する悪性腫瘍です。大腸がんは進行度によってステージが分類され、早期に発見されるほど治療の成功率が高くなります。主な症状には血便、便秘、腹痛などがありますが、初期には無症状であることも多いです。大腸がんは特に40歳以上の方に多く、生活習慣の見直しや定期的な大腸カメラ検査が大腸がんの予防に繋がります。
大腸ポリープのがん化について
大腸ポリープは大腸がんの元と言われています。そのため、大腸ポリープを長期間放置することで、がん化のリスクが高まると言われています。
大腸ポリープががん化するリスク因子として、大腸がん・大腸ポリープの家族歴、肥満、喫煙、アルコールの多量摂取、運動不足などが考えられています。早期にポリープを発見して切除することが、大腸がん予防に繋がります。
大腸がんと大腸ポリープの症状
大腸ポリープと大腸がんの初期症状は。ほとんどないと言われています。無症状のために発見が遅れることが多く、大腸ポリープを放置してしまうことも多く見られます。
大腸ポリープの肥大化および大腸がん化が進行すると、血便や黒色便、腹痛、体重減少、便秘や下痢の交互出現などの症状が現れます。特に、便に血が混じることや排便習慣の変化は、大腸ポリープまたは大腸がんのサインとも言われています。これらの症状が見られた場合、早急に内視鏡専門医を受診することが勧められます。
大腸がんと大腸ポリープの診断方法
大腸がんと大腸ポリープの診断には、主に大腸内視鏡検査が用いられます。大腸内視鏡検査では、カメラを挿入して腸内を直接観察し、異常があればその場で大腸ポリープを切除することも可能です。
院長メッセージ
「患者様に安心と安全と笑顔をお届けしたい。」これが当院の理念です。
「苦しい胃カメラや大腸カメラは受けたくない」・「胃カメラと大腸カメラで仕事を休むこともなかなかできない」・「日々の生活に甘んじてしまい、ついつい後回しにしてしまう」と感じている患者様に向けて、安心安全な胃カメラ検査・大腸カメラ検査を実施しております。また、患者様の負担を考えて、胃カメラ検査と大腸カメラ検査も同日に受けて頂くこともできます。また、内視鏡検査だけではなく、患者様に「安心」と「安全」と「笑顔」を届けるために、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった脳卒中や心筋梗塞の原因となる生活習慣病の治療のお手伝いもしたいと思っています。ぜひお気軽に当院までご相談下さい。